BENTO.の日記

バリバリバリッ



と地響きが鳴り、女の体が地面に投げ出された。


突然の出来事に周囲の人間はその状況がのみ込めずにいたが、しばらくして一人の黒帽子の女性が女に声をかけた。


黒帽子の女性「大丈夫！？」



女「あ、あ、すみません…。」



と、呆然と答えるしかなかった。





そう、あの土曜日の滋賀レイクスターズの出店中にそれは起こった。



試合中は観客は応援に熱を入れるため、まずハヤシライスを買いにくる客はいない。



どこか座るところはないかと、周りを見る。黒帽子の女性は衣装ケースに腰かけて休憩している。



女は以前から自分の体が大きいことは自覚していたため、衣装ケースに座ることは避けていた。



しかし、

「ちょっと腰かけるくらいなら大丈夫。」


という黒帽子の女性の言葉もあり、恐る恐る腰をかけてみた。



どうやら、衣装ケースは女の体を支えることができそうだ。



何回か試してみたが、大丈夫だった。




そして、とうとう女は油断したのだ。



少し深く腰かけた途端、衣装ケースは凄まじい音をたてて女とともに崩れ去った…。





そう、女の名前はmasu。


黒帽子の女性はtomo



tomo
「衣装ケースは！？」


masu
「あかんわ…」




tomo
「こんなに割れた衣装ケース今まで見たことないわ！漫画でも見てるみたいやわ」


と、しばらく爆笑し続けるしかなかった



次の日の出店は、masuだけイスになったのは言うまでもない。



どうも


ケツ圧高過ぎ


masuだすわ。